連携型教員養成講座について

シュタイナー治療教育基礎コース(旧:シュタイナー教育教員養成ファウンデーションコース)は日本シュタイナー学校協会が主催する連携型教員養成における協力講座です。
日本シュタイナー学校協会、教員養成の募集要項に関しては以下のサイトをご覧ください。

日本シュタイナー学校協会

日本シュタイナー学校協会 連携型教員養成講座 | 日本シュタイナー学校協会

本コースについて(第2期)

本コースはシュタイナー教育の普及を目的とし、教育に携わっておられる方や教育を目指す方はもとより、ご自身が活躍している分野での支えとして、また、これから体系的に学びたい方の入り口(ファウンデーション)として開講いたします。

本コースでは、乳幼児期から学童期の子どもの発達について、つながりをもって学べるようにカリキュラムが組まれています。それぞれに受講者がこの講座で出会い、シュタイナー教育のエッセンスをヒントに活動を広げ、新たな世界を切り開く力が生まれることを目指しています。

現在実践されているシュタイナー教育を紹介するとともに、アントロポゾフィー(シュタイナーの人間観)に触れ、学ぶことを通じて、子どもたちをどのように理解し、支え導いていくのかというといについて、受講生一人ひとりが考え、実践していくための礎となればと願っています。

2年間の学びを通じて、シュタイナーの人間観に基づいた、子どもの観察の基礎を習得し、ご自身の活動されるばで実践していくことを目指しています。

このシュタイナー教育教員養成講座では、
下記の項目を柱にカリキュラムを組み、2年で24日間の講座を開催します。

1.ルドルフ・シュタイナーが提唱した人間観・世界観の基礎
2.シュタイナー教育教師、シュタイナー幼児教育教師による、教授法のセミナーや芸術体験
3.シュタイナー教育を社会や家庭の中で実践するための基礎的な知識

本コースを支える講師陣(第2期)

シュタイナー教育教員養成ファウンデーションコース第2期を支える講師陣をご紹介していきます。 講義が決定した講師から随時アップしていきます。

三好正人氏

鈴木一博氏

山西眞理子氏

荻原史織氏

林百香氏 ※特別講座

藤間三賀枝氏

石塚モリス小久良氏 ※特別講座

石田寿文氏

足立隆子氏


三好正人(みよしまさと)

担当分野:チャイルドスタディ・治療教育

三好正人(みよしまさと) 岡山県生まれ

ドイツ、ヘッセン州「ビンゲンハイム生活共同体」で治療教育について学ぶ。ドイツ、「バートボル」にて治療教育士のための理論コースを終了。その後スイス・治療教育施設「ゾンネンホーフ」にて職業コース終了。フィンランド、南ポフヤンマー県にあるグループホーム「コイブコティ」勤務。岡山県特別養護老人ホーム勤務を経て、現在身体障害者施設・生活支援員。


鈴木 一博(すずきかずひろ)


言語造形家、翻訳家、文筆家。茨城県出身。早稲田大学卒業後、スイス・ドルナッハにて言語造形と演劇芸術を学ぶ。1995年第一期言語造形家養成コースを、2003年より第二期を主催。2009年フィオーレ舞台芸術アカデミーにて言語造形講師。現在各地で講座・公演を行う他NPO法人ルドルフ・シュタイナーハウス代表理事、シュタイナー教育教員養成講座運営委員、講座内では主に講義を担当。主な翻訳(著作)に『自由を考える』、『一般人間学』、『メディテーションをもってものにする人間学』、『いかにして人が高い世を知るにいたるか』(著/ルドルフ・シュタイナー、榛書房/精巧堂出版)。『テオゾフィー』、『感覚を育てる判断力を育てる―教師と父母のためのシュタイナー教育』、『シュタイナー学校の芸術教育―6歳から18歳までの授業を中心に』他。

https://www.dokkoiii.com


山西眞理子(やまにしまりこ)

担当分野:乳幼児の発達・子供の成長・アントロポゾフィー基礎

公立中学校教員時代、中学生は高校受験、その先は大学受験と、
子ども達はいつも将来の準備に追われ「今」を生きていないことに気づく。「子ども時代」にしか味わえないことを大切にしたい、という思いで、シュタイナー思想と出合い、学びを深めるため退職、渡英。マイケルホール(現エマソンカレッジ)にてシュタイナー幼児教員養成コースを卒業。
1996年関西初のシュタイナー幼稚園『みのおシュタイナーこども園』を保護者や支援者とともに創設。こども園の保育者を経て、2007年より未就園児親子クラス”ひこばえ”を主宰。


荻原史織(おぎはらしおり)

担当分野:オイリュトミー

スイス・ドルナッハにて、オイリュトミー基礎課程、ゲーテアヌムグループ舞台研修修了。その後4年間、ニューヨーク・スプリングバレーにて、
オイリュトミーの舞台公演活動、オイリュトミー学校にて音楽オイリュトミーを指導。シュタイナー学校・幼稚園等でもクラスを担当。
2015年春より活動拠点を日本と台湾に移し,現在日本では、わかやまシュタイナー学園、こども園ほしの子、風の子の庭土曜クラス、シュタイナー教育教員養成ファウンデーションコース、関東にてシュタイナー幼児教育教員養成講座、藤野シュタイナー教員養成講座(今年度のみ)にて講座を担当する。台湾では、新竹3ei オイリュトミー学校、台中オイリュトミー倶楽部ハーモニー、土曜クラス、アントロポゾフィー医療を学ぶ看護士コースにてオイリュトミー指導。


林百香(はやしももか)

担当分野:音楽・歌唱

1999年~2004年フィンランドにある「ラウルコウル(歌の学校)」で学ぶ。専門分野として歌唱教育を選択。
2004年から『アンカヴァーリング・ザ・ヴォイス(歌声の覆いを取る歌唱指導法)』による発声講座などを行う。
現在は、岡山・高松・京都・横浜で発声練習を中心とした歌の会の講師、
また福山市で開催中の小学生向け土曜クラス「ワンダーキッズ」でうたの時間を担当。


藤間三賀枝(とうま みかえ)

担当分野:手仕事

ドイツ、ヴィッテンおよびアメリカNY市郊外にてシュタイナー教育、アントロポゾフィーを学ぶ。12年間、Fiber Craft Studio (旧Sunbridge College – Craft Studio)にてレナーテ・ヒラーと共に、スタジオの運営、手仕事の研究や講座などの発展に力をそそぐ、また2007年より共同ディレクターを務める。2014年夏帰国。紡ぎ、草木染め、編み、フェルトを通し、近年は特に「着る」ということについての研究、創作活動に携わる。人間の体の動きと特徴が生きてくる素材感、色と形の融合ーシンプルな編みを中心としたデザインを考案している。


石塚モリス小久良(いしづかモリスさくら)
Sakura Ishizuka Morris

担当分野:美術

2009年よりオーストラリアのシエナ・アカデミーにてコローメソッドの学びを始める。出席するクラスはすべて終了し、現在卒業制作に取り組むかたわらアシスタントとしてコースにも継続的に関わる。イギリス・エマソンカレッジ基礎コース修了/スイス・ゲーテアヌム芸術コース修了。ブリスベン在住。


石田寿文(いしだひさふみ)

担当分野:言語造形、オイリュトミー

多摩美術大学油絵科を卒業後、2004年に渡欧。スイス・ドルナッハにて言語造形とオイリュトミーを学ぶ。2009年オイリュトミー修了証を取得。2010年に帰国後、国内のシュタイナー学校で実習経験を積みつつ、子供に関わる仕事をしながら、小学校教員免許、保育士免許を取得。
2017年度より、わかやまシュタイナー学園にてクラス担任。


足立隆子(あだちりゅうこ)

担当分野:組織運営、共同体形成

NPO法人こだいら自由遊びの会理事長。NPO法人日本プレイセンター協会副理事長。東京都国分寺市にて「プレイセンター・ピカソ」を主宰子どもが遊びを通して自分の個性を伸ばし、主体的な生き方を身に着けられるようにするための親子の居場所を開いている。また全国各地にプレイセンターを開くための養成講座を開催している。

 

内容:「帰属感と場への貢献」

プレイセンターはニュージーランド生まれ、学齢未満の子どもとその親の活動である。1940年代から続く、保育園や幼稚園と並ぶユニークな親育ち、子育ちの場である。人権の先進国であるニュージーランドの幼児教育にはテファリキという共通の指導要領が使われており、シュタイナー教育の要素も取り入れている。セッションという子どもの遊びの場を親が自主運営する。それを可能にするためにスーパーバイザーが親の学習コースを開催する。

本講座では、親が自主運営するために必要なエマージェントリーダーシップという考え方について、実例を参考に学んでいく。

《終了》プレ講座・オープン「アンカヴァーリング・ザ・ヴォイス」 講師 林百香

《こちらの講座は終了いたしました》

【日時】 2019年2月24日(日)

午前の部 10:00〜12:00

午後の部 13:00〜15:30

【場所】 エブノ泉の森ホール マルチスペース・和室

【講座内容】

午前の部 「『アンカヴァーリング・ザ・ボイス』による発声体験会」

講師 林百香

『アンカヴァーリング・ザ・ヴォイス』とは「歌声にかかった覆いを取り除く」または「歌声の姿を現す」という意味です。声の楽器としての人間有機体を整えるための取り組みをします。より整った楽器は、曲を歌う時にはもちろん、治療や教育でも、より有利に用いることができます。

スウェーデン人でオペラ歌手だったスヴァルトストローム=ヴェルベック女史によって、この研究は始められました。R・シュタイナーとの共同研究を経て、1924年に「アントロポゾフィーの人間観に基礎を置く歌唱指導法」と認められました。

実際の練習では、簡単なメロディに何かの音素をつけて歌います。何をどのように歌うかは、その場で講師が説明し、皆さんが歌いやすいように伴奏します。全員で同じメロディを歌い、楽譜は用いません。十分に声出しした後、最後に何か小さな曲を歌ってみたいと思います。

興味をお持ちの大人の方は、どなたでもご参加いただけます。普段歌っておられない方、歌に自信がない方、歌が苦手な方も歓迎いたします。お気軽にあくびを出しにおいでください。

午後の部①  オイリュトミー         講師 荻原史織

午前の部② 「考える力と育つ力のかかわり」  講師 石田寿文

人の考える力とからだの育つ力の間には、一見、なんのかかわりもないように見えます。しかし、この二つは、同じ力なのです。シュタイナー教育のおおもとの考えは、そこからきています。どこまで、この考え方をリアルに自分のものにすることができるのか、一緒に考えてみましょう。

【お申込み】

氏名・連絡先をご明記の上、下記までご連絡くださいませ。

MAIL kyouyou.foundation@gmail.com

Facebookページ 「シュタイナー教育教員養成ファウンデーションコース」

【応募締切】

2019年2月15日(金)

【タイムスケジュール】

時間 講座 講師(敬称略) 定員

9:50〜 受付開始

10:00〜12:00 午前の部「『アンカヴァーリング・ザ・ヴォイス』による発声体験会」 林百香 40名

12:00〜13:00 昼休憩

13:00〜14:00 午後の部① オイリュトミー 荻原史織 20名

14:00〜14:30 休憩

14:30〜15:30 午後の部②

「考える力と育つ力のかかわり」 石田寿文 20名

15:30〜16:00 インフォメーション 希望者

【受講料】

午前の部    一般 4500円  会員 3500円

午後の部    一般 4500円  会員 3500円

午前・午後通し 一般 8500円  会員 6500円

* 第2期コース(2019年4月に開講予定)を受講される方は一般価格分(8500円)を受講料より割引いたします。お申込み時にプレ講座受講済みとお知らせください。

* 第1期修了生の方は会員価格にてご参加いただけます。

【講師プロフィール】

林百香(はやしももか)

1999年~2004年フィンランドにある「ラウルコウル(歌の学校)」で学ぶ。専門分野として歌唱教育を選択。

2004年から『アンカヴァーリング・ザ・ヴォイス(歌声の覆いを取る歌唱指導法)』による発声講座などを行う。

現在は、岡山・高松・京都・横浜で発声練習を中心とした歌の会の講師、

また福山市で開催中の小学生向け土曜クラス「ワンダーキッズ」でうたの時間を担当。

荻原史織(おぎはらしおり)

スイス・ドルナッハにて、オイリュトミー基礎課程、ゲーテアヌムグループ舞台研修修了。 その後4年間、ニューヨーク・スプリングバレーにて、 オイリュトミーの舞台公演活動、 オイリュトミー学校にて音楽オイリュトミーを指導。 シュタイナー学校・幼稚園等でもクラスを担当。 2015年春より活動拠点を日本と台湾に移し 現在日本では、わかやまシュタイナー学園、こども園ほしの子、風の子の庭土曜クラス、関西シュタイナー教員養成講座、関東にてシュタイナー幼児教育教員養成講座、藤野シュタイナー教員養成講座(今年度のみ)にて、 台湾では、新竹3ei オイリュトミー学校、台中オイリュトミー倶楽部ハーモニー、土曜クラス、アントロポゾフィー医療を学ぶ看護士コースにてオイリュトミー指導。

石田寿文(いしだひさふみ)

多摩美術大学油絵科を卒業後、2004年に渡欧。スイス・ドルナッハにて言語造形とオイリュトミーを学ぶ。2009年オイリュトミー修了証を取得。2010年に帰国後、国内のシュタイナー学校で実習経験を積みつつ、子供に関わる仕事をしながら、小学校教員免許、保育士免許を取得。

2017年度より、わかやまシュタイナー学園にてクラス担任。

《終了》オープン講座「方法論と教授法」「幾何学」「オイリュトミー」

《こちらの講座は終了いたしました》

日程

2018年12月22日(土)23日(日)

時間

講師

中村真理子先生 井上りえ先生(京田辺シュタイナー学校)
荻原史織(オイリュトミー)

受講料

1講座 4,500円  全て参加30,000円

定員

10名
※本コース第1期受講生と一緒に受講していただきます。

参加締め切り

12月17日(月)

お申し込み方法

メールにて参加申し込み後、受講料をお振込ください。
振込確認後、参加決定とさせていただきます。

【単位換算】この講座で取得可能な単位(第2期)

本講座は日本シュタイナー学校協会が主催する連携型教員養成における協力講座です。
この講座で取得可能な単位数は以下の通りです。
あくまでも予定ですので、講座途中で他の分野への変更の可能性があります。

必修A分野(3テーマ 24単位)

24単位を予定しています。3テーマ全て取得可能です。

必修B分野(シュタイナー教育の人間観 50単位)

56単位取得可能です。

必修C分野(6テーマ 44単位)

16単位を予定しています。

必修D分野・E分野(各分野4教科24単位以上を必修)

科目は未定ですが、合計24単位を予定しています。

必修F分野(76単位以上)

オイリュトミー、手仕事、言語造形のテーマで必修単位に達する予定です。
合計50単位を予定しています。

必修F(実習コースのみ)

0単位